私が自分に合った家計予算を作れた理由
▶ はじめに:なぜ予算通りにいかないのか?
「食費は月3万円まで」「家賃は手取りの25%以内」──
雑誌や動画では、こんな“理想的な家計バランス”がたくさん紹介されています。
私もその情報を信じて、何度も予算を立ててきました。
でも、結果はいつも同じ。予算オーバー → 自己嫌悪 → 挫折…。
「自分はだらしないのかも」
「なんで他の人はできるのに私はできないの?」
そうやって自分を責めてしまう日々が続いていました。
▶ 理想のテンプレートに合わせようとして挫折した話
今思えば当然なんです。
働き方、生活環境、価値観……人によって家計なんて全然違うのに、
“誰かの正解”に自分を無理やり合わせようとしていた。
そして私はいつしか思い込んでいました。
「この理想の予算に収めないと、お金なんて貯まらない」
「できてる人は、これを守ってるから成功してるんだ」
でもそれは、幻想でした。
本当に大切なのは、“今の自分の暮らし”に合った予算を作ること。
このことに気づくまでに、私は2年もかかってしまったんです。
▶ 私が「自分に合った予算」を作るためにやった3つのこと
① まずは“リアルな支出”を記録してみた
マネーフォワードMEで1ヶ月の支出を正確に記録したところ、
自分が無意識に使っていたお金の“配分”が見えてきました。
- 食費:38,000円
- 日用品:4,500円
- 交際費:10,000円
- 美容・化粧品:6,000円
- 外食:7,000円
これを見たとき、
「これが今の私の“リアルな暮らし”なんだ」と腑に落ちたんです。
② 過去の実績ベースで「平均値」を出す
一度だけでなく、数ヶ月分を振り返って平均を取ると、
ムリのない現実的な予算の“目安”が見えてきました。
「平均してこのくらい使ってるなら、ここをベースに予算を組もう」
そう考えられるようになってから、家計のブレが減りはじめました。
③ “こう暮らしたい”を基準に微調整していく
「食費は3万円以内!」ではなく、
「外食週2回も楽しみたい」
「質のいい調味料を使いたい」
こんな自分の暮らしの価値観を優先するようにしました。
▶ 「予算=我慢」から「予算=納得」へ
予算を“我慢の枠”として考えていた頃は、本当にしんどかったです。
でも今は、
「このくらい使ってもいい」
「使ってよかったと思えるお金」
そんな満足度の高い支出に変わっていきました。
この価値観の変化が、私の家計管理の大きな転機です。
そして今でも、「納得して使えるお金を増やす」ことが私の軸になっています。
▶ 私の予算設計ステップ|3つの簡単ステップ
- 1ヶ月の支出を正確に記録(現状把握)
- 費目ごとの平均を出して、数字で見える化
- “こうありたい暮らし”に合わせて予算を調整
この3ステップで、「自分に合った予算」が自然と作れるようになりました。
急な出費にも冷静に対応できるようになり、家計への不安が減ったと感じています。
▶ まとめ|“リアルな予算”は暮らしにフィットする
予算に理想を求めすぎると、続かなくなります。
大事なのは、“今のあなたの暮らし”にフィットしているかどうか。
- 予算=「暮らしを見直すための道具」
- 続く予算は、「我慢」ではなく「納得」から生まれる
- 家計管理は、自分の価値観と向き合うことから始まる
そう気づいてから、私はお金と前向きに向き合えるようになりました☺️
▶ 次回予告:「固定費」と「変動費」の分け方、こうしてます!
次回は、私が予算を分けるときに意識している
「固定費と変動費の分け方」についてご紹介します。
支出の全体像をつかみやすくなる大切なポイントなので、
ぜひ合わせてご覧ください!
コメント